病院概要
ふれあい東戸塚ホスピタルのホームページにアクセスしていただきありがとうございます。当院は2007年4月に開院して以来、御高齢患者様を中心とした医療提供を通じて、ふれあいブループが掲げる「人を尊び、命を尊び、個を敬愛す」の理念のもと、包括的な地域医療に取り組んでまいりました。また、2015年に開学した隣接する湘南医療大学の教育研修協力施設としての機能を担っており、慢性期医療、地域連携、教育研修、在宅医療という4基本方針のもとに、様々な活動に取り組んでおります。
- リハビリテーション医療
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開院以来、リハビリテーション医療は当院の中核をなす医療サービスの一つです。中でも回復期リハビリテーションに力を入れており、高い在宅復帰率を達成するとともに、最近では、若年層の患者様に対する復職支援を念頭に置き、質の高いリハビリテーション技術の提供を目指しています。最近、国が推進する医療改革で、急性期病院の再編成とともに、急性期病床を削減し、回復期リハビリテーション病床を増やす、病床転換の指針が発表されています。また、回復期またリハビリテーションは昨今の再生医療の重要なパートナーとしての認識が高まっています。リハビリテーションは失われた機能を回復させることだけではなく、失われた人生・生活を取り戻す医療として現在大変注目を浴びています。
- 人工透析医療
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施設調査票に基づく2018年末の慢性透析療法を受けている患者総数は339,841人で、前年比5,336人増となっています。実に、国民372.1人に1人が透析患者であることになり、日本の透析患者の有病率は台湾に次いで世界2位となっています。当院にける透析患者様は平均年齢が78歳と高齢者が中心です。高齢透析患者様に対する回復期リハビリテーションプにいち早く取り組んでおり、日本でも有数の症例数を誇っており、多くの患者様が在宅復帰を成し遂げています。iPS細胞を利用した臓器再生の試みは腎不全の治療法としても急速に注目されています。胎盤胞置換法やオルガノイド技術を利用した自己の腎臓再生技術が実現化するのもそう遠い将来でもなさそうです。慢性腎不全患者様に対する臓器再生医療は、患者様のQOLのみならず医療費の削減に寄与する医療として注目されています。将来一人でも多くの透析患者様が先端医療技術の成果を享受できるように、日頃から質の高い透析医療を提供することは重要な使命と考えています。
- 院内感染対策
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2020年3月現在、新型コロナウイルス感染症の世界的蔓延し、WHOからパンデミック宣言が出されることとなりました。感染症の制御は人々の生命のみならず、世界経済にも大きな影響を与える、解決すべき喫緊の課題となっています。また、ウイルス感染症のみならず、耐性菌対策問題はOne healthの名の下に全世界が一丸となって取り組む課題の一つです。このまま何も対策が施されないと、2050年には耐性菌による死亡数が癌死をうわまることが想定されています。
当院では、2016年から感染対策加算2を算定する施設となっており、院内感染対策に力を入れています。手指衛生を中心とした標準予防策を強化し、特定抗菌薬届け出制度を導入することを契機に、静注抗菌薬使用量が20%削減され、耐性菌発生率が43%減少しています。その結果、院内肺炎や腎盂腎炎の発生率が30%から10%削減され、院内死亡率も約20%低下しました。また、院内でのインフルエンザワクチン接種率は職員ではほぼ100%、入院患者様も90%を超える接種率が達成され、シーズン中の病棟内インフルエンザ発生率は1.2〜1.5件/月と大幅に削減されています。感染制御は民度の指標の一つと捉えられています。適切な院内感染対策を通じて、入院患者様の安全・安心を保証する努力を惜しみません。
- 働き方改革
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政府が働き方改革を推し進める中、医療従事者もその例外ではありません。
過重労働などの現状を背景に新たな医療の在り方を踏まえた、医療従事者の働き方を模索する必要性が求められています。ライフ・ワーク・バランスといった言葉に代表される考え方を支持する流暢がありますが、医療には必ずしも当てはまらないかもしれません。仕事と生活を対比するものではなく、同じであるという捉え方、ワーク・アズ・ライフといった考え方への転換が求められています。生き生きと仕事に取り組み、医療は「天職」であると言える働く環境作りを通じて、患者様へ最良の医療サービスを提供することを目指しています。
ふれあい東戸塚ホスピタルでは、ふれあい、敬愛、支え合いの三つのi(アイ)を心掛け常に患者様に最善の医療を提供いたします。