診療科案内
心臓血管外科
診療内容・特色
1996年に心臓病センター発足以来、心臓・循環器疾患の診療に特化した専門病院として、多くの患者さまのご支援をいただいております。 その期待に応えれるようにスタッフ一丸となり最高の治療をご提供できるように努力を続けていきます。
手術数が一定数以上多い病院の方がより安全に手術を受けていただけるという傾向が報告されています。* これは術者の技術だけではなく看護士や人工心肺技師、リハビリ科にいたるまで経験豊富な病院では、病気と治療をみんながよく理解し速やかに対応できることからトラブルを最小限に抑えていると考えられます。当院では、開心術、特に心拍動下冠動脈バイパス手術、僧帽弁形成術において長年全国的に有数の症例数を誇り、スタッフも経験を積んでおり、できるだけ安心して治療を受けていただけると自負しております。
近年では治療の安全性の向上に加えて治療の多様化も進みました。大動脈瘤に対するステントグラフト(血管内治療)で、御高齢の患者さんでも早期退院していただけるようになりました。左小開胸冠動脈バイパス手術(MICS-CABG)や、MICS-CABGと経皮的冠動脈ステント治療(PCI)の組み合わせにより短期入院期間を可能とする冠動脈hybrid治療も積極的に行なっております。弁膜症においても胸骨を完全に切らない方法で手術を行い早期社会復帰を可能にしております。これら多様化した最新の治療がすべての患者様にとって利益があるわけではありません。最新の知見や報告、経験にもとづき、患者さま一人一人に最も利益のある手術治療をお勧めさせていただきます。
これからも、すべての患者さまに、最新の治療選択肢の中から最高の心臓病治療を、24時間365日、ご提供できる病院であり続けます。
*(例外的に少数でも努力で安全な病院もあります。)