心臓の病気あれこれ
検査について
生化学的検査
私達の体の中には数えきれない程たくさんの成分が循環しており、体を構成したり、体内で各所が連絡をする信号となったり、生活するためのエネルギーを生み出したりと種々の成分は至る所で働いています。
糖分やタンパク質、脂質等の物質がそれに代表されますが、これらの成分はイメージ的に「制限」が付いていそうなものです。
ですが、糖分はエネルギーになり、酵素や善玉コレステロールといった成分もタンパク質であり脂質であったりします。
体のために多すぎはダメですが、逆に少なくてもダメなんです。
ではどの位なら良いのかな?どうやったらもっと元気で健康でいれるのかな?となりますね。
生化学的検査はこれらの成分を、採血した血液を医療機器にかけて測定し、数値化、時に可視化して病気の解明や予防、経過の観察や、炎症が起きているかどうか、それがいつ起きたか等を知る事のできる検査です。
私達の体に変化が生じると、まず血液中に情報が反映されます。限られた血液でリアルタイムにいち早くスクリーニングでき、多様な情報を得ることのできる検査。
生化学的検査とは私たちの「生きる」に密接な検査であり、必要性の高い検査です。