栄養コラムNutrition Column
当ホームのお食事紹介シリーズ⑫~「京都のハレの日の味・丹後ばら寿司」~
町中クリスマス「限定」のメニューやケーキなど美味しそうな食べ物であふれるこの季節。歩いているだけでよだれが止まりませんね。皆様は何を召し上がられますか?
私は今年、施設の調理師さん直伝のローストビーフを作ってみたいと思います。
さて、今回はイベント食のご当地グルメ「丹後ばら寿司」のご紹介です。
「ばら寿司」は西日本版のちらし寿司で、岡山県の「備前ばら寿司」と京都府の「丹後ばら寿司」の2種類があります。これらは祝いごとや祭りといったハレの日に食べられているそうです。
「丹後ばら寿司」とは、まつぶたという細長い箱に酢飯を敷き、⽢⾟く煮付けた鯖のおぼろ(そぼろ)と⽟⼦、紅しょうが、かまぼこ、椎茸などを彩りよく盛りつけたものです。
丹後地方ではかつて鯖がたくさん漁れ、戦前は鯖を長い期間食べられるよう焼いていたことからこのお寿司が誕生したといわれています。
当施設ではお食事を楽しんでいただけるよう、咀嚼や嚥下に不安がある方も安全に召し上がることができるソフト食を用いて通常食の見た目を再現しました。
- ※鯖のそぼろを使用してしまうと誤嚥の危険性があるため、見た目はやや劣ってしまいますが通常食に鯖のほぐし身を使用しました。
もうすぐ新年を迎えますね。
当施設では行事食の中でお正月のお食事に最も力を入れております。
来月のコラムにてご紹介させていただきますのでぜひご覧ください。