ご挨拶
2024年4月よりふれあい町田ホスピタルの院長に就任しました鈴木裕です.当院は「ふれあいグループ」の「人を尊び,命を尊び,個を敬愛す」という理念のもと,平成19年5月に多摩ニュータウンの一角である町田市小山ヶ丘に開院しました.令和6年5月1日をもって18年目を迎えました.これは近隣住民の皆様,そして連携施設の皆様のご支援とご指導によるものであると感謝しております.
当院は地域に根差した安全・安心で質の高い医療を提供することを目標にしています.特に脳血管障害,骨折等外傷の後遺症により障害のある方への回復期及び維持期のリハビリテーションや人工透析を積極的に行っています.また健康増進施設を利用した生活習慣病予防を行い,地域社会の中でより良い生活を送れるように支援をしています.病院の建物の2階には介護付有料老人ホームシニアレジデンス町田があり,また同じエリア内に介護老人保健施設ふれあいの町田があります.医療および介護が一体的かつ有機的に機能できる体制となっています.
私は大学卒業後,留学期間を除いてほとんどの期間を大学病院に勤務していました.専門は神経内科,老年医学,総合診療学です.今まで脳血管障害,認知症,頭痛,てんかんなどの比較的頻度の高い疾患からパーキンソン病,脊髄小脳変性症,筋萎縮性側索硬化症などの難病に至るまで多くの患者様を診療してきました.それと同時に医学の研究にも多く取り組み,学会活動も積極的に行い,多くの学会で役員も務めてきました.また医学部,歯学部,薬学部などの学生の教育や若手医師の指導にも長い間,携わってきました.これらの経験を十分に活用して当院で加療を受ける方々に最善の治療を行っていきたいと思っています.
2024年度より,医師の働き方改革が始まりました.診療報酬改定などもあり,医療環境に少なからず変化が出てきていますが,職員一同,日々の診療,業務に全力で取り組んで行く所存です.
ふれあい町田ホスピタル
院長 鈴木 裕