心臓の病気あれこれ
治療・手術について
メイズ手術
心房細動は不整脈の一種で、心臓の電気信号を正しく制御できなくなり、心房が激しく震えます。震えの頻度は1分間に600回ともいわれます。発作が起こると動悸を感じ、胸の苦しさや気分の悪さを訴えます。
メイズ手術はこの心房細動を治療するための手術です。具体的には、心臓の壁を切って縫い合わせたり、凍らせたり、ラジオ波で焼いたりして、心臓の中にある異常な電気の通り道を断ち切ります。
体に大きな負担がかかる手術ですので、心房細動の症状だけをとるために行われることはあまりなく、弁膜症などの他の病気と心房細動が合併しているときに、同時に治療を行うことが多くなります。