心臓弁膜症 専門外来のご予約・お問い合わせ
- 金曜日(予約制) PM14時~16時
- 担当医師:心臓血管外科主任部長 田畑美弥子(たばた みみこ)
- ※お電話口にて『心臓弁膜症外来に受診したい』とお申し付けください。
以上のような患者様はご相談ください。
低侵襲手術MICS(ミックス)が適しているかどうか、実際に執刀する医師よりご説明いたします。患者様の術後の生活なども考慮して最も適した治療をご提供します。
大和成和病院では、下記日時にて心臓弁膜症専門外来を行っております。
ご診察を希望の方は、代表電話番号:046‐278-3911までお問い合わせください。
“低侵襲手術”とは“体に負担の少ない手術”という意味です。通常の心臓手術の場合,胸の真ん中にある胸骨という骨を切開する必要があります。さらに人工心肺装置を用いて心臓を拍動を停止させて行います。そのどちらか,または両方を行わない心臓手術を低侵襲心臓手術,Minimally Invasive Cardiac Surgery,略してMICS(ミックス)といいます。
MICS(ミックス)では創が5cm程度と小さく,術野が小さいため特殊な手術器具を使用することと視野展開にコツを要しますが,器具の使用に熟練し,コツを熟知していれば通常手術と変わらない手術時間で,同様のクオリティの手術を行うことが可能です。
従来心臓手術では胸の真ん中にある胸骨を切開する必要があります。胸骨を切ることで痛みや呼吸への負担が増強してしまいます。また手術後は車の運転や力仕事などを2~3カ月間控えていただくことになります。MICS(ミックス)では創が5cm程度と小さく胸骨を一部あるいはまったく切らずに行うため,術後早期から運転,運動や仕事に復帰することが可能です。
単独の大動脈弁の病気,僧帽弁の病気,または三尖弁の病気もMICS(ミックス)が行えます。その他,心房中隔欠損症,などもこの手術で行えます。
軽症のうちであれば内科治療が可能です。薬で症状を緩和したり、進行を抑制したりすることで、心臓にかかる負担を取り除きます。 しかしながら弁膜症は、進行すると心臓全体の機能が低下します。そのような状態になると手術を行っても心臓の機能は回復せず、心臓は元通り働くことができなくなります。このため近年では無症状で経過する場合でも早期手術を行うことが勧められています。
さらに胸骨を切らない小切開手術(MICS)の導入により,早期社会復帰が可能となっています。適切なタイミングで手術を行えば、正常な心臓の機能を取り戻し、健康な生活が送れるようになるのです。