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ラクに受けるコツはある?

バリウム検査でよくある悩みは「バリウムと発泡剤がまずくて飲めない」「ゲップを我慢するのがつらい」というものですが、ちょっとしたコツを知ればバリウム検査を受けるのがラクになります。

発泡剤を飲みやすくするには?

発泡剤(粉状の薬剤)は水や胃液に触れると炭酸ガスを発生させて胃の粘膜を広げる役割をしています。発泡剤は口に入れた瞬間からシュワシュワしてくるため、舌先ではなく口の奥の方に入れて素早く飲み込むようにしましょう。1回ですべて飲み込むのが難しい場合には2回に分けて飲んでも問題ありません。

バリウムを飲みやすくするには?

バリウムはドロッとした白い液状の薬剤です。比重が重いので、コップを持った瞬間はずっしり感じると思いますが、実際には120ml程度で缶コーヒー1本にも満たない量です。胃液の分泌を少なくするために、あえて食欲を感じられない味になっています。テンポよく飲み込む、無心になるといったことを心掛けるのがコツです。ただし、急いで飲み干そうとすると、むせたりこぼしたりしやすくなります。初めての方や緊張しやすい方、高齢者は深呼吸や肩を回すなどしリラックスした状態、あごをひいて飲み込むようにするのが誤嚥を防ぐポイントです。

検査中にゲップを出にくくするには?

ゲップをすると胃がしぼんでしまい十分な検査が出来ません。ゲップを抑えるには顎を引いて唾をゴクッと飲み込むようにするのが効果的です。緊張して身体に力が入りすぎるとゲップの原因になるので、力みすぎないようにしましょう。また、口から息を吸ってしまうとゲップが出やすくなってしまうため、必ず鼻呼吸するようにしてください。

バリウムを早く出すために、以下の事を参考にして下さい。胃バリウム検査で便秘にならない為には、とにかくできるだけ早いうちに出し切ってしまうことが大切です。

①下剤は、検査後すぐに500ml以上の水で飲む

バリウムは水溶性ではない為、腸の中にとどまっている時間が長いほど、固まって排出されにくくなります。検査が終わったら、とにかく早く出すことに専念しましょう。一番のポイントは水分をたっぷりとること。検査機関で出された下剤は早めに飲みましょう。検査直後は500ml以上の水を飲むようにすると良いです。その後も通常の色の便が出るまでは、水や白湯、お茶などをこまめに摂るようにしましょう。

②食欲が無くても、食事しっかり食べる

バリウムを飲んだ後は、なんとなく気分が悪かったりして食欲が出にくいもの。ですが、胃は食べ物が入ることによって動き出し、その刺激で腸も動き出すという流れがおこるので、いつも通りに食べることが大切です。また、水溶性食物繊維(ごぼう、わかめ、こんにゃくなど)を多く含む食べ物を多くとることも効果的です。

③便意がなくても、トイレに座ってみる

下剤を飲んでしばらくたつのにいっこうに出る気配がない。そんな時でも、トイレにはこまめに足を運びましょう。洋式の場合は、少し前かがみに、腹筋を意識しながら座ります。便意がなくてもしばらく座ってみるのも一つです。

④アルコールは便が出るまで控える

アルコールは腸内の水分をとってしまうため、便が出にくい状態を作ってしまいます。白い便が出るまで我慢しましょう。

⑤軽いウォーキングも効果的

便意をもよおさない時は10~20分歩いてみるのも効果的です。体を動かすことで腸の蠕動運動が活発になります。

⑥下剤服用後5~6時間たっても出ない場合は追加の下剤を

最初の下剤を飲んで5~6時間たっても白い便が出ないようなら追加の下剤を飲みましょう。少し出たがまだ残っている感じがあるようなら追加で下剤を飲み、水分をしっかりとります。

もし、白い便が出ず、通常の色の便しか出ない、おなかに膨満感がある場合は直ぐに最寄りの医療機関に受診して適切な対応を受けて下さい。