放射線科
CT検査
CT検査とは
CTとはコンピューテッドトモグラフィーの略で、X線を用いて行う検査です。人間の体の臓器はそれぞれX線の吸収に差があります。この差をコンピューターで計算し輪切りの画像を作り、身体の内部構造を検査します。
造影剤について
CTの造影剤には経口摂取するものと、静脈注射するものと2種類あります。経口摂取する造影剤は消化管をわかりやすくするためのもので、お腹の検査をするときに使われることがあります。あらかじめ検査前に造影剤を混ぜた水を渡しますので、服用していただきます。注射する造影剤は、静脈に注射をして100ccほどを注入します。注入速度や注入量は患者さんの体重や検査項目によって変わってきます注射する造影剤は血管内や全身の臓器に広がり、血流状態が分かります。
- ▼造影剤の副作用
- 造影剤を使用する時、副作用が起こる場合があります。吐き気や、発赤、蕁麻疹などや、重篤な場合はショックなどを起こします。アレルギー体質や喘息の方、薬で副作用がおきたことがある方は副作用が起こりやすくその日の体調によっても変化します。その場で、すぐに副作用が起こるのがほとんどですが、まれに数時間後、数日後に症状が出る場合があります。その時は、担当医に連絡をしてください。過去に造影剤を使用した検査(CT検査に限らず)で副作用があったという方、喘息やアレルギーをもっている方は副作用が起こる確率が高いといわれています。検査前に、必ず担当の医師・技師に伝えてください。
検査中について
- ▼造影剤の検査前
- 造影検査を受けられる方は、予約検査時間の4時間前までに食事を済ませてください。水分(水やお茶)の摂取は可能で、制限はありません。服用中のお薬については、医師からの指示がない限り通常通り服用してください。
- ▼造影剤の検査中
- 検査中、造影剤を注入すると、体中が熱く感じることが有りますが、これは心配ありません。気分が悪くなったり何か変わったことがありましたら、すぐに声を掛けてください。
- ▼造影剤の検査後
- 食事や入浴などは普段どおりでかまいません。造影剤は尿として体外に排出されるので、水分を普段より多めにとってください。水・お茶・ジュース、何でもかまいません。普段から、食事制限や、水分の制限があるかたは医師の指示に従ってください。