睡眠時無呼吸症候群検査
睡眠時無呼吸症候群とは
「日中の眠気・大きないびき・起床時の頭痛・熟睡感がない」などの症状を引き起こす睡眠障害です。
呼吸が止まったり、いびきをかくことから局所の病気と思われがちですが、睡眠不足や低酸素状態が続くことにより、生活習慣病を引き起こすことも解っています。
睡眠時無呼吸症候群は全身疾患です。
生活習慣病を発症/悪化させないためにも、早期に診断し治療するこ事が必要です。
睡眠時無呼吸症候群の治療とは
経鼻的持続陽圧呼吸療法(CPAP療法)を行う事で、睡眠時の気道の閉塞を防止し低酸素状態を改善してくれます。
睡眠時無呼吸症候群の検査入院をされる方へ
皆様は、睡眠障害に対する簡易検査を行い、その結果、より詳しい検査を勧められた事と思います。
伊豆東部病院ではH28年4月より、夜間の睡眠状態を詳しく測定できるPSG検査が可能となりました。
検査は夕方から翌朝までの短時間ですが、睡眠時のあらゆる部位の測定が必要になる為、頭・顔・胸・腹部・手等にセンサーを付けて頂くことになります。
検査入院の前に、以下をお読み頂き、検査に対する事前確認をお願いします。
検査スケジュール(時間は目安です)
16:00~ |
入院(入浴も可) |
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17:30~ |
夕食 |
18:30~ |
各種センサーの取り付け(取り付けには約1時間かかります) |
21:00~ |
消灯(必ずしも時間ピッタリに眠らなくても大丈夫です) |
睡眠 |
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6:00~(翌朝) |
センサー取り外し+入浴 |
7:30~ |
朝食(希望者) |
9:00~ |
退院 |
入院時必要物品
- 夜間入眠時の寝衣
パジャマでもTシャツとスウェットでも可能です。
(胸と腹部にベルトを巻きますので、ボタンが無い方が良いと思います) - スリッパ
動きやすいものであればサンダルでも可能です。 - 入浴セット
石鹸・シャンプー等とタオル・バスタオル - 定期的に服用している内服薬
- お部屋にTVはありますが、TVカードが必要です。(1枚1,000円)
- 注意事項
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- 正確な測定の為、入眠時、ベッド上に携帯電話やパソコン等の電子機器を置くことはできません。ベッド横にある床頭台に置いて下さい。
- センサーのコードが抜けてしまった場合はすぐに看護師を呼んでください。
- 爪にマニキュアが付いていると正しい判断ができなくなりますので予め外して下さい。
- アルコールでアレルギーの出る方は前もってお知らせください。センサー取り付け時に使用する事があります。
睡眠時検査入院Q&A
- 眠剤を飲まないと眠れないけど検査の時は飲めないの?
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飲まなくても眠れる場合は飲まないでいただきますが、眠れない場合は飲んで頂いて構いません。ただし、必ず何をどのくらい飲んでいるか看護師に教えてください。
- 血圧が高くて薬飲んでるけど大丈夫?
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常に飲んでいる薬は飲んで下さい。ただし必ず何をどのくらい飲んでいるか看護師に教えてください
- 睡眠時間は何時間しないといけないとか決まっているの?
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何時間以上と決まってはいません。通常の睡眠状況を見ますので、12時過ぎでないと眠れない方はいつも通りで大丈夫です。
- 夜間のトイレはどうするの?
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通常通りご利用いただいて構いません。センサー、機械が外れないように注意してください。
- 寝相が悪くてセンサーが外れちゃったらどうするの?
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看護師が夜間確認に廻ります、外れた場合はつけ直しさせて頂きます。