透析センター
透析センターのご案内
透析室は、様々なニーズに対応できる様に、医師、看護師、臨床工学技士、理学療法士、作業療法士、その他コメディカル職と連携を図り、患者様お1人おひとりに丁寧に対応しています。
又1階に位置し、室内は明るく、皆様に快適な透析を受けていただける環境を整えております。
設備
透析ベッド12床
人工透析とは
一般に腎臓の機能が正常時の5~10%に下がった時に透析が開始されます。
腎臓は1日24時間休みなく働いていますが、血液透析では1週間に9~12時間(1日あたり3~4時間)と短くなっています。
透析は腎臓の機能を代行する方法ですが、腎臓に比べて質的にも時間的にも全てを代行することは出来ません。
そのため食事や水分を制限し、薬の投与が必要になります。
透析スケジュール
月曜日から土曜日まで、午前・午後の2クールの透析治療を行っています。
- 【入室時間】
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午前 8:00 ~ / 午後 13:00 ~
※患者様の状態や諸事情により、入室時間が前後する場合があります事を、何卒ご了承くださいます様ご協力をお願いします。
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準備作業
看護師や臨床工学士が患者様1人1人の透析条件を確認し、装置や薬液などを準備します。 -
透析開始
体重測定ユニットで体重を量ります。透析前の体重を量ることで、前回の透析終了からの増加体重を計算し除水量を決めます -
透析開始
穿刺から始めます。透析中も看護師や臨床工学士が患者様の状態や各透析装置の状態等を確認します。患者様には快適なサービスをご提供するため、読書やテレビ観賞等の機器をご用意しております。 -
後体重測定
透析後、再度体重を測定して、終了します。大変お疲れ様でした。
各種サービス
お食事のご提供(有料サービス)
ご希望により、外来の透析患者様には、透析終了後デイールームにて、季節感のあるお食事を(有料550円)ご提供させて頂いております。
検査データを見ながら、栄養相談を行います。
管理栄養士により栄養学的配慮を加え、メニューの改善や工夫に日々努めています。
※通院困難や患者様ご家族の負担を考え、送迎車での送迎サービス(無料)を行っております。
(送迎範囲、送迎時間等の状況がありますので、別途ご相談ください)
通院透析のご案内
通院透析をご希望の患者様へ
「康心会伊豆東部病院」 では、下記の様な手順で通院透析を行っていただいております。
- STEP1
- 患者様または、他医療機関様からのお問い合わせ。医療社会サービス部(相談室)へご相談下さい(事前にFAX等で診療情報、透析条件等を送っていただきます)
- STEP2
- 資料確認後、当院での外来受診日のご連絡をいたします。
- STEP3
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外来診察及び当院の説明、透析センターのご見学に来院して頂きます。
- ※送迎バスご利用希望者は、申込書に必要事項を記入して下さい。
- STEP4
- 透析開始日、曜日、時間帯をご相談の上決定いたします。
- ※透析ご利用開始
臨時透析をご希望の患者様へ
当院では、旅行、帰省、出張などで近郊へいらした方への臨時透析もお受けしておりますので、遠慮なくお問い合わせください。
ご希望に沿えるよう対応させていただくため、早めのご連絡をお願いいたします。
当院、医療社会サービス部へ電話連絡し、ご日程をお知らせ下さい。
現在治療を受けている医療機関から、診療情報や透析条件をFAXして頂きます。
当日は健康保険証、特定疾病療養受領証、をお持ち下さい。
入院透析のご案内
入院透析をご希望の患者様へ
康心会伊豆東部病院では、下記のような手順で入院透析をお受けしております。
まずは電話でご相談ください。(ご病状など、ご本人についてお伺いします)
入院透析を行いながらのリハビリテーション希望の方にも、随時対応しております。
入院透析ご相談は下記 「医療社会サービス部(相談室)」 へお願いいたします。
診療情報提供書、透析条件表等、他に日常生活動作能力票をお送りください。
※透析条件や感染症の有無を確認させて頂きます。但し、入院直前で再度最新状況の提供書を依頼させていただく場合もありますので、ご了承願います。
医師との判定会後、ご連絡をさせて頂きます。
ご家族様とのご面談を行う場合もございます(事前にご連絡を差し上げます)
ベッドの空き状況により、入院待機となる場合もあります。
またご家族面談後、最終確認の上、ご連絡させていただくこともございます。
入院日程、透析開始日、曜日、時間帯をご連絡させていただきます。
(再度、ご病状、ADLの確認をさせていただきます)
臨床工学技士の役割
透析室の中の臨床工学技士の紹介
- ■ 理 念
- 医療スタッフの一員として、迅速かつ良質な臨床サービスを提供いたします。専門分野のエキスパートを目指し、患者様の安全確保のために知識と技術の習熟に務めます。
- ■ 目 標
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- 医療機器の知識、操作について院内教育を行い、機器の合理的な運用を目指します。
- 各部署間と連携を図り、臨床技術の提供に努めます。
- 院内修理を可能な限り行い、コスト面の軽減を図ります。
- ■ 臨床工学技士(CE)とは?
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近年、医用工学の発展に伴い、医療現場では様々な医療機器が使用されるようになりました。
その中でも生命維持装置(人工腎臓、人工呼吸器、人工心肺)の進歩はめざましく、それらを医師の指示の下に安全かつ適切に操作、保守点検することが求められるようになりました。
これらを背景に1987年に医用(Clinical)と工学(Engineer)両面に高度な知識を持ち合わせた国家資格である臨床工学士が誕生しました。当院では、臨床工学士の資格を持つ職員が医療機器の操作及び保守点検業務に従事しています。
主な業務内容
- ・血液浄化業務
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透析センターにて腎不全患者様に対する血液浄化療法に携わっています。
血液透析に必要な水処理装置、供給装置、患者監視装置の操作、保守点検管理が主な業務ですが、治療中は他の医療スタッフチームを組み、患者様の状態や機器のチェックを行い、安全確保に努めています。
また穿刺や返血も重要な業務の1つとなっています。
- ・医療機器集中管理業務
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- 当院の透析室において、医療機器の安全かつ有効利用を目的として、様々な種類の機器を集中管理しております。
- ここで機器貸出し業務、修理点検業務を行っており、この事により、院内の医療機器を全体的に把握し適正配置が可能となり、機器購入や修理点検コストなどが明確になります。
- 院内教育の一環として、院内職員向けの講習会開催や安全情報提供に積極的に努めております。
担当医師紹介
清水 芳男しみず よしお | |
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非常勤 現在、順天堂大学静岡病院 教授 |
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資格 |
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専門分野 |
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医師コメント |
慢性腎臓病では、早期診断・早期治療が腎不全にならない最善の方策です。 |