脳神経外科(脳卒中センター)
②脳腫瘍
悪性脳腫瘍(神経膠腫、転移性脳腫瘍)
悪性脳腫瘍は良性のものとは異なり、脳組織に浸潤していきます。また脳の多様な場所に生じる可能性があり、症状は様々です。症状や脳腫瘍の局在を考慮し、安全に摘出可能な部位を開頭外科手術で、手術支援機器を用いて摘出します。摘出できない脳組織に浸潤した部位は、悪性脳腫瘍の種類にあわせた放射線治療や化学療法(薬物療法)を施行します。
当院では病理診断科と放射線科(転移性脳腫瘍は原発癌の該当科)と協議し、最善の治療方法を選択しています。また放射線治療の一種であるサイバーナイフ治療の適応の際は、提携病院の茅ケ崎中央病院で迅速な対応をしています。
![悪性脳腫瘍[写真]](https://fg-sthp.jp/images/department/neurosurgery/fig_brain-tumor04_01.png)
術前MRI(左)では腫瘍(黄)が確認されるが、術後MRI(右)では摘出されている。術後の病理検査では神経膠芽腫と診断され、放射線治療と化学療法を施行した。