脳神経外科(脳卒中センター)
③頭部外傷
慢性硬膜下血腫
通常の慢性硬膜下血腫は、病院に受診するほどでない軽微な頭部打撲後に、数週間から数か月かけて頭蓋内に血が貯まり、多様な症状を呈します。この疾患は日常診療で良く診られるもので、手術(穿頭血腫洗浄術)は局所麻酔で、数センチ皮膚切開後に一円玉程度の穴を頭蓋骨に設け、貯まった血を抜きます。通常は手術により症状は回復します。
近年、全く頭部を切らずにカテーテル手術で慢性硬膜下血腫に至る動脈を閉塞させる手術も行われるようになっています。
当院では外科手術とカテーテル手術共に対応可能で、症状や病態によって治療方法を選択して適切に対応しています。
穿頭血腫洗浄術
![慢性硬膜下血腫[写真]](https://fg-sthp.jp/images/department/neurosurgery/fig_external-wound02_01.webp)
術前CT(左)で血腫(黄)が確認されるが、術後CT(右)では手術により除去されている。